新入職員のフォロー研修を考えていた折、埼玉キャリア形成サポートセンターより、ジョブ・カードを活用したキャリア研修の提案がありました。
コロナ禍の影響で新入職員同士の交流が希薄となっていたため、グループワークを通して互いの学びや気づきを深めるとともに、ジョブ・カードを活用し、自らの能力を業務にどう生かせるかを考えることで、モチベーションアップと定着促進につながることを期待しました。

いきなりジョブ・カードに記入するのではなく、まず、自分自身を振り返るツールである補助シートを活用しました。ライフラインチャートを記入し、強みや価値観、今後仕事でやりたいことなども振り返り、段階的にジョブ・カードを作成しました。その後は、自分の強みを活かしお客様にどう貢献していくのか、また会社が掲げる目標と自分のキャリア目標をどう合わせていくのかといった観点から意見交換を行いました。活発な意見の交換を経て、職員同士の距離感もぐっと縮まりました。

地域に密着し、お客様に満足を届けるには、人材育成は最も重要なテーマの一つです。ジョブ・カードを活用した取り組みを通じ、職員がこれまでのキャリアを振り返るとともに、同僚とも交流を深めることで、仕事に対する意欲も高まり、お客様満足第一を意識しながら日々奮闘するようになりました。交流がなかったことが遥か昔のように思えるほどコミュニケーションも活性化しました。今後も定期的なキャリア研修を継続していきたいと考えます。