コロナ禍の影響でインバウンド客が見込めず、この先に不安を感じている社員もおり、会社としてもどのように今後のビジョンを描き、社員のモチベーションを向上させていくかを課題と感じていました。
新入社員向けの研修を考えていたところ、岩手・秋田キャリア形成・リスキリング支援センターよりジョブ・カードを活用した自己理解セミナー、及びキャリアコンサルティングの提案を受けました。今後のキャリアを早期から考える機会になればと思い、導入を決めました。

岩手・秋田キャリア形成・リスキリング支援センターより講師を招き、外国人を含む新入社員28名に対してジョブ・カード作成支援セミナーを実施しました。講師より、例を用いてわかりやすく説明してもらうことで、前向きに取り組み、自己理解を深めることが出来たようです。業務繁忙やシフト勤務により、セミナーの時間を確保するため社内の調整が必要でしたが、 1時間というセミナーの時間の中でも、自分を振り返り、キャリア意識を醸成する効果があったと感じます。その後、キャリアコンサルティング面談を実施しました。

社員一人ひとりが抱えている不安をキャリアコンサルタントに打ち明けることで、気持ちの整理ができたようです。面談後は「自分の強みに気付けた」「自分がやりたいことが見えてきた」と嬉しそうに話す姿が印象的でした。働く意味や目標を見つけた新入社員の前向きな変化が、同じ職場の先輩社員にも良い影響を与え、職場が活性化してきたように感じます。今後も会社としてキャリア支援を継続し、社員がイキイキと働ける職場になるよう努力していきます。