管理職に前向きになれない・・・そんな時はどうする?
【NEW】第7回キャリアアップ!コラム
2022年12月10日
こんにちは、キャリアコンサルタントの山田です。
毎年12月に入ると、組織内では次年度に向けた体制の変更、人事異動、昇進昇格などの話がチラホラ聞こえてくる時期ではないでしょうか。
来年の働き方を見据えて、今回は「管理職」、特に女性管理職についての相談をご紹介したいと思います。
2021年の民間調査によると、企業の女性管理職の割合は平均8.9%に留まるとニュースで一時期話題となりましたね。
「採用の時点で女性が少ない」、「役職者になるまでに退職する」という理由もありますが、実は「女性本人が希望しない」ことも少なくないのです。
こうした相談は、私がキャリアコンサルティングをしてきた中でも多く寄せられます。
前向きになれない理由として、「先輩管理職を見ていると大変そうで自分には務まらないと思う」「女性活躍というだけで打診されているようでモヤモヤする」「忙しくなるのが目に見えているけど、サポートがあるとも思えない」といった内容がありました。
理由は様々ですが、相談に来られたのは「とはいえ、管理職になることを拒否できないので、どうしたらいいか考えたい」ということで一致していました。
このような時はキャリアコンサルタントとの面談で考えを整理する時間を持つことをお勧めします。
ある女性の例をご紹介します。
その方は現場を取りまとめるリーダーとしてやりがいを持って働いていましたが、管理職打診には後ろ向きでした。
今より責任が重くなり、やっていけるか不安で思考がストップしてしまい、どうしても一歩踏み出す気になれないと仰っていました。
このようなケースは少なくなく、自分だけで考えるとデメリットばかりに考えがいってしまうことがよくあります。
その方は面談で「後輩の育成に力をいれたい」「仕事はずっと続けていきたい」「チームで仕事をするのが楽しい」「組織の〇〇を変えたい」「誰かの役に立っていると思えることをしたい」など、仕事に対するご自身の思いが次々と湧いてきて、デメリットを凌駕する動機に気付かれたようでした。
キャリアコンサルティングを受ける前は、管理職になることは不安ばかりだったし、今の仕事ができれば役職なんて関係ないと思っていたようですが、管理職だからできる仕事があることと、立場によって役割が変わりその役割が自分を成長させると思えたこと、そして目指す動機をしっかり持てたことが、この方にとってはとても意味あることだったようです。
自分の考えを整理して気づきを得ることが、キャリアコンサルティングの利点です。
皆さんはモヤモヤと悩みながらもご自身なりの考えをお持ちだと思います。
その考えに向き合って、どうしてそう考えるのか、その考えの源となる思いは何かを掘り下げることで、ご自身の価値観や軸となるものが見えてきて、次に進む原動力となるのではないでしょうか。
皆さんは、忙しい日々の中で自分の考えをじっくり人に話すということ、誰かに聞いてもらうということができていますか?
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仕事終わりに立ち寄れるように火曜・木曜は夜間、そして平日は時間が取れない方には土曜日がお勧めです!
オンラインでの実施ももちろん可能ですので、お好きな場所からおつなぎ頂けます。
モヤモヤ気分が晴れないな、、、そんな時、ヨガやジムに行くように「あ、今日はキャリコン受けてみよう!」なんてどうでしょう?
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キャリアコンサルタント 山田 恵理
経歴 総合リース会社で財務を経験後、海外留学を経て私⽴⼤学に勤務。 その後、採⽤・研修・⼈材開発の業務に従事したことをきっかけにキャリアコンサルタントに。 都内、地⽅都市において特定の職種、職域、年齢にとどまらない幅広い⽅々のキャリアコンサルティングを実施している。 |