当社は「愛情のあるＩＴの力で、全てのステークホルダーを支え、励まし、勇気づける会社になる」を企業理念に、お客様はもちろん、一緒に働く仲間を大切にできる職場づくりを重視しています。人事評価制度の面談の中で若手社員からは、今後も働いていくうえで、目指すべきキャリアのロールモデルが少なく、自身のキャリアデザインが描きにくいといった声がきかれました。キャリア教育をできる管理職の育成と社員へのキャリア支援が不可欠であると同時に、社員一人ひとりがキャリアについて考えられる機会が必要と感じ、ジョブ・カードが自己理解を深めるツールになる事を知り、導入することにしました。

自身のキャリアを考えてもらうきっかけとして、若手社員29名にはキャリア自律をテーマにしたセミナーとキャリアコンサルティングを実施しました。
セミナーでは、ジョブ・カード活用ガイドを用い、自己分析やグループディスカッションを通して、他者との関わりや対話によって自己理解を深め、自身の強み・弱みを知ることができました。
管理職12名には、部下のキャリアについて積極的に支援ができるよう、自身の面談スキルや対話力の向上をテーマとし、セミナーとキャリアコンサルティングを実施しました。

セミナー後のキャリアコンサルティングでは、「自身の気持ちを言語化する事ができ、ジョブ・カードをブラッシュアップした」との声や、「ITスキルだけではなく、プレゼンテーションスキルの必要性にも気付き、これから取り組むことが明確にできた」との声があり、社員の仕事に対する意識の高まりが感じられました。今後も定期的に面談キャリアコンサルティングの機会を設けジョブ・カードを見直しながら、社員自身のやる気や仕事への向き合い方を見える化し、成長できる環境を企業としても整えていきたいと感じました。