株式会社全農広島直販
ジョブ・カードで自己を振り返ることで「働きがい」に気付き、
モチベーションアップに!
活用テーマジョブ・カードを活用したキャリアコンサルティング
所在地広島県広島市安佐南区
業種卸売業、小売業
事業概要米穀及び鶏卵とその加工品、その他農畜産物・関連商品の販売
設立2000年12月20日
資本金10,000万円
従業員20人
ジョブ・カードを導入しようと思ったきっかけは何ですか?
働きがいに気付き、モチベーションアップに繋げることで、職場の活性化を図りたい
「食」と「農」をとりまく環境の変化は大きく、殊に休業要請や人の移動制限などの影響もあり、社員のモチベーションの低下を懸念していました。企業として何らかの支援が必要と考えていましたが、従来の研修は得意先の開拓など専ら営業手法に関するものだったため、違う視点でモチベーションアップに繋がる施策を検討し始めていました。その中で広島キャリア形成・リスキリング支援センターから事業案内を受け、ジョブ・カード作成を通じてキャリアの棚卸しを行い、キャリアコンサルタントとの面談で、就業上の不安や悩みについて、今、自分にできること、将来自分がやりたいことを一緒に考え、気づきを得られることでモチベーションアップにつながると考え、実施を決めました。
ジョブ・カードをどのように活用しましたか?
集合研修形式でジョブ・カードを作成
キャリアコンサルティングを実施
対象は、営業の前線を担当する社員6名とし、広島キャリア形成・リスキリング支援センターに講師を派遣してもらい、キャリアコンサルティングに臨む準備をしました。集合研修形式で主旨と意義の説明に続き、ジョブ・カード活用ガイドに基づいたワークに取り組みました。実務的な研修の経験しかないため、ライフラインチャートを作成してこれまでの人生を振返ってからお互いの経験をシェアしたり、大事な価値観を整理するなど、自身のことを深掘りする研修は初めての経験で新鮮な内容でした。続いて、作成したジョブ・カードを使ったキャリアコンサルティングでは、キャリアの棚卸しと整理を行い、自身のキャリアについてしっかりと話をすることができた様子でした。
導入前後を比較して、社員・組織にどんな効果がありましたか?
ワークとライフの両輪でキャリアを考える
社員との情報共有の大切さを実感
今回は、社歴も世代も異なる6名に向け実施しましたが、各人が自己を振り返り、ワークとライフの両輪でキャリアについて考える貴重な機会となったようです。実施後は、社員相互のコミュニケーションが良好な様子が確認でき、活気が出た印象を感じ、モチベーションアップに効果があったと感じました。また、今回の取組みを通じ、経営層とのコミュニケーションや社内情報の共有をもっと丁寧に行う必要性を感じました。そうすることで相互の信頼関係と従業員エンゲージメントの形成につなげたいと思いました。今回の取組みを機に、今後、社内でキャリア研修を受けられる環境整備を進めて、社員一人ひとりの働きがいの醸成と、職場の活性化を目指していく方針です。