西東京調理師専門学校(厚生労働大臣指定国家試験免除校)
学生と教職員双方にキャリア教育を実施し、ジョブ・カードの有効性を実感
「就職後もジョブ・カードの活用を」と指導
活用テーマジョブ・カードを活用した就職指導
所在地東京都立川市高松町
業種教育、学習支援業
事業概要専門課程専門調理師科(文部科学大臣認定職業実践専門課程) 専門課程調理師科、高等課程調理師科、高等課程夜間部
設立1967年4月開校
学生数71名(教職員32名)
ジョブ・カードを導入しようと思ったきっかけは何ですか?
学生及び学生を指導する教職員にキャリア教育の重要性を認識してもらう
本校は創立以来50年以上にわたり食文化を担う職業人を育てる専門教育を施し、人材を世に送り出して来ましたが、高校を卒業したばかりの学生たちは、調理師になるという将来の夢を描いてはいるものの、それを現実のものとして具体的にイメージすることが苦手のようでした。そこで、自分自身の過去を振り返り、社会に出る前の「自己理解」を考えるきっかけとして、ジョブ・カードの活用が有効だと感じ、東京キャリア形成サポートセンターに相談し、セミナーの実施を決めました。
ジョブ・カードをどのように活用しましたか?
「自己理解」を深めるセミナーで過去を振り返り、将来のキャリアについて話し合う
これから進路を選択する1年生や、内定が決まった2年生を対象に、「自分らしく働くこと」を目的としたジョブ・カード活用セミナーを実施しました。周囲の仲間と話し合えるワーク形式をメインに進めていただきました。また、学生を指導する教職員に対しても同様のキャリア教育を実施しました。学生たちには、ジョブ・カードは就職後も原点に立ち返り自己の振り返りに役立つもので、大切に保管し活用するよう伝えるとともに、教職員たちにも継続的な活用を促しました。
導入前後を比較して、社員・組織にどんな効果がありましたか?
単なる「調理師」にとどまらない、具体的なキャリアをイメージできるようになった
セミナー受講前は将来の目標に全く興味を示していなかった学生が、ジョブ・カードを使ったワークによって自身を振り返り、それをアウトプットしていくことによって、将来の目標を語ることを楽しんでいる姿を見ることができました。また教職員たちも、学生を指導する上で、自らのキャリアを見直すことが有益であると思ってくれたようでした。引き続きジョブ・カードを活用したキャリア教育を進め、自律的なキャリア形成の後押しを進めていきたいと思います。