公立大学法人広島市立大学
将来を見据えたキャリアデザイン
自己理解とこれから取り組むことを自分で見つけることで、行動変容に繋げる
活用テーマジョブ・カードを活用した就職指導
所在地広島市安佐南区大塚東三丁目4番1号
業種教育、学習支援
事業概要3学部、大学院
設立1994年4月1日
学生数大学生1807人、大学院生260人
ジョブ・カードを導入しようと思ったきっかけは何ですか?
インターンシップや就職活動に向け、自己理解を深めるツールとして、ジョブ・カードを活用
本学では、学部生2,3学年を対象に、キャリア形成支援や就職活動支援の一環として、「キャリアサポートベーシック」という授業(講義・演習)を行っています。
就職指導の課題として、「就職活動の直前になっても、応募書類に表面的なことしか書けない」「これからの自分の方向性が見いだせない」と悩む学生がおり、自己理解を深める授業の強化策を目指しておりました。
この度広島キャリア形成・リスキリング支援センターから、ジョブ・カード活用の提案を受け、「自己理解」を深めるための適したツールであると感じ、活用することを決めました。
ジョブ・カードをどのように活用しましたか?
キャリアサポートベーシックの授業でワークやシェアを交えながらジョブ・カードを作成
2021年4月、キャリアサポートベーシックの授業で、 202名の学生を対象に、「自己分析」のテーマで、ジョブ・カード作成支援セミナーを2日間に分けて実施しました。新型コロナウイルス感染防止対策として、オンラインと対面のハイブリッド方式で実施しました。
実施後のアンケートでは「自分を見つめ直すきっかけになった」「インターンシップに参加する準備として、とても役立つ内容だった」「自分の本質を多面的・多角的に捉えることができた」という声がありました。個人ワークだけでなくペアワークで共有することで、友人関係も構築でき、自己理解の深まりを感じた学生が多数いました。
導入前後を比較して、社員・組織にどんな効果がありましたか?
自己理解を深めることで課題を発見。今後取り組むことが見つかり行動変容に繋がった
セミナーを通じて、自己理解の必要性を理解し、これから取り組むべき課題を発見・整理することができたようです。課題が見つかることで、自分で少し先の将来をイメージし、インターンシップや就職活動までにどのような行動をとっていくべきかを考えることができました。
早速「必要なスキルや知識を習得するため、他者との対話を通して自己分析をする」「ボランティアに積極的に参加することで啓発的な経験を積む」「ニュースを読み、世の中の流れにアンテナを張る」「自己分析から得た情報で、自分に向いた職種の研究をする」等に取り組む学生が見られ、行動変容に繋がっていると感じました。