株式会社ルピシア

事業規模の拡大とともに高まる、キャリア形成支援の取り組みとしてキャリアコンサルティングを実施

株式会社ルピシア

活用テーマジョブ・カードを活用したキャリアコンサルティング

所在地北海道虻田郡ニセコ町字元町436番地2

業種食品製造・販売業

設立昭和60年11月

従業員530名

導入の経緯

多様なスキル習得のために社員のキャリア形成の必要性を実感

 当社は北海道のニセコに本社を構え、茶葉や茶器・雑貨の製造・販売等の事業を行う会社です。創業以来「真心接客によるお客様との絆づくり」を大切にし、どの部門であっても「お茶の専門店で働く」という自覚を持つよう、接客マナーやお茶の知識などの研修を実施してきました。

 近年企業規模を拡大し、3つの工場、ニセコ本社を含む4つのオフィス、そして140以上の店舗を展開しており、社員にはさらに多様なスキルを身に付けてもらう必要が生じ、それに応じた研修制度や評価制度の設計に取り組んでいます。

 こうした状況の中、キャリアコンサルタント資格を取得した教育研修部の社員から「社員が主体的なキャリア形成を行うには、研修や評価制度の整備も必要だが、まずは社員が自己理解を深め、自分がどのようなキャリアを歩みたいか整理をする機会が必要。そういったキャリア形成の教育を実施してはどうか」との提案がありました。社員が自身のキャリアを主体的に考えることは、当社で長く活躍してもらうための仕組みとして有効と考え、まずは人材育成の制度設計を担当する社員を対象に、キャリア形成・リスキリング推進事業の支援を受け、キャリアセミナーとキャリアコンサルティングを実施することに決めました。

取組内容と効果

キャリアセミナー+キャリアコンサルティングが、自分を可視化し、将来を考えるきっかけに

 本社に勤務する人事・総務部門の社員23名を対象に、キャリアセミナーとキャリアコンサルティングを実施しました。

 セミナーは「自己理解を深めて、自身のキャリアビジョンを明確にする」をテーマとしました。仕事と人生は相互に影響し合うものであるため、ジョブ・カード作成補助シートのライフラインチャートや、Will Can Mustを整理し自己理解を深めるための「WCM(Will Can Must)ワークシート」を活用。仕事と人生双方において、今後取り組みたいこと・現在持っているスキル・目標達成に必要な行動を明確にしました。キャリアコンサルティングでは、ジョブ・カードやワークシートを基に、キャリアコンサルタントからのフィードバックを受けることで、自己理解を深め、他人から自分がどう見えているのかの気づきを得ました。

 実施後、「これまでのキャリアや自分の強みを可視化することで、自分が取り組みたいことに気づいた」「将来を考えるきっかけになった。継続的に実施してほしい」といった声が聞かれました。実際に2名の社員はキャリアコンサルティングでキャリアを棚卸したことで、自分に必要なスキルとしてキャリアコンサルタントの資格取得に向けて勉強を始めています。自分のやりたかったことがわかったことで、その後の行動につながったことは今回の取組の効果だったと思います。一部の者はキャリアコンサルタントから直接的な回答やアドバイスをもらえると思っていたようですが、「自分のキャリアは自分自身で考えることが必要」であることに気づき、社員の主体性にも繋がりました。

 今回は一部の社員での取組でしたが、参加した全員から「有益であった」という回答があり、今後もキャリアコンサルティングを受けたいという声が大多数でした。「継続することで従業員のモチベーションアップにつながるのでは」という声もあがり、改めてこうした取組を全社的に広げていきたいと思う契機となりました。

今後の取組

キャリア形成支援の制度化で「キャリアを大切にする会社」を目指す

 今回の取組を通じて、キャリアを棚卸しする機会を持つことの重要性について改めて認識しました。今後は、この取組を「継続的に取り組めるスキーム」にできるよう、来年度を目途に、キャリアコンサルタントの資格を持つ社員が中心となってキャリアセミナーを年1~2回実施する計画を立てています。キャリアコンサルティングについては、最初は経験豊富な社外のキャリアコンサルタントに依頼し、そのノウハウを社内の有資格者に引き継ぎながら、将来的にはキャリアコンサルティングを内製化し実施できる体制に整えていきたいと考えています。

 ジョブ・カードは無料で活用できるツールであり、企業側の負担は少なく、「自分の強み・弱みを客観的に整理できる」「これまでの職務経験と人生の棚卸しが段階的に行える」「今後に向けてやるべきことや目標を記録し、繰り返し見直せる」という利点があることから、当社としては、今後も研修やキャリア形成支援の場面で積極的に活用し「定期的な振り返りの習慣化」を促していくことを検討しています。

 ジョブ・カードの活用やキャリアコンサルティングの導入は、社員が成長を実感しながら長期的な目標を設定し、長く当社で働いてもらうことや、採用の場面においても「社員のキャリア形成を大切にする会社」としてのメッセージに繋がるという期待が持てます。そしてこれらの取り組みを続けていくことで段階的に好事例を作っていき、キャリアの道筋が見えないと不安に思う社員に対して主体的なキャリア形成のための選択肢を提示できるようにしていきたいと考えています。研修制度や評価制度の整備も同時に行いながら、今後もキャリア形成支援を続けていきたいです。

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