医療法人三慶会 指扇療養病院
キャリア支援を形成し、一人ひとりがいきいきと活躍できる職場を目指します。

活用テーマジョブ・カードを活用したキャリアコンサルティング
所在地埼玉県さいたま市西区宝来1348-1
業種医療・福祉
事業概要病院事業の運営
設立2000年10月
従業員345名
導入の経緯
師長が自身のキャリアについて自覚することで、部下のキャリア支援ができる看護部へ!
当院の看護部では、ここ数年新卒の採用をしていく中で、学生からどのようなキャリアアップを支援してもらえるかという質問が増えてきており、就職先として選ばれるためにキャリア支援が重要であると感じていました。しかし看護職員においては、日々目の前の業務に精一杯勤めている中で、キャリアアップをしている実感が得られていないようでした。そこで、まずは部下の育成に携わる師長自身が自分のキャリアについて振り返り、自覚する機会が必要であると考えました。
埼玉キャリア形成・リスキリング支援センターの方から事業の説明を聞く中で、ジョブ・カードを活用してキャリアの棚卸しを行うとともにキャリアの専門家によるキャリアコンサルティングをしていただけることを知りました。今後のキャリアサポートの参考にするために実施する価値があると感じ、導入を決めました。
取組内容と効果
部下の面談を行う師長にジョブ・カードを使った自己理解セミナーとキャリアコンサルティングを実施
面談者として評価する側の師長を対象にジョブ・カードを活用したセミナーとキャリアコンサルティングを実施しました。自己理解セミナーでは、事前にジョブ・カードを準備してもらい、「自己の「経験」から「強み」を再確認し、今後の看護に活かしていく」というテーマで看護師の経験から自己理解を深めました。
セミナー後のキャリアコンサルティングを受けた師長からは、ジョブ・カードを活用し自己理解が進む中で、「自分の中でいいイメージではない経験も含め自身を形成していると捉える事ができた」「キャリアコンサルタントの話し方、聞き方などが勉強になった」との声もありました。なぜここで働いているのかを再確認し、過去を振り返ることで、人生のつながりの中での今を感じることができたようです。また、今回のセミナー及びキャリアコンサルティングの実施以降に部下との面談を行った際には、これからどんな看護師になりたいのか、何を大事にしたいのかを問いかけてみましたと報告があり、面談の仕方に変化が起きています。
今後の取組
看護職員へのキャリアコンサルティングを通して、キャリア形成支援を行いモチベーションアップにつなげたい
今回、師長がキャリアコンサルティングを受けた事で、師長自身のキャリアについて考えるきっかけとなりました。看護職員一人一人が自己理解を深め、「強み」を再確認する事の重要性を強く感じました。
今までは、キャリアについて考える機会が中々ありませんでしたが、今後は看護職員に対してジョブ・カードを活用したセミナーとキャリアコンサルティングを実施し、面談や研修で一人一人がキャリアについて考える機会を提供して、働きがいやモチベーションアップにつながるよう取り組み、自分らしくいきいきと働ける看護部にしていきます。