社会福祉法人宇和島福祉協会
「地域(ここ)で輝く あなたらしく わたしらしく」利用者様に寄り添い、人が輝く施設を創造する。人が育つ環境をつくる!

活用テーマセルフ・キャリアドック
所在地愛媛県宇和島市御幸町一丁目2番8号
業種福祉
事業概要障害者福祉事業
設立昭和33年12月
資本金204名
従業員85名
試行導入の経緯
自分らしさや仲間を大切にし、積極的に行動する人材の育成
我々は、全事業所の職員の考えを充分に活かしながら「人を大切に」そして「地域とともに」「職員も地域の中のひとりである」ことを念頭に基本理念「地域(ここ)で輝く あなたらしく わたしらしく」を掲げ、これからの未来へ、皆が同じ方向に進む組織作りを目指し、従業員それぞれの自主的な取り組みや目標達成をより評価できる様、人事考課制度の見直しを模索しておりました。導入の経緯として、令和5年度に先ずは一部の、管理職を対象としたジョブ・カード作成支援セミナーとキャリアコンサルティングの支援を実施いただきました。頂いた際、実施後、対象の職員の表情が明るくなり、モチベーションの向上が一目で分かりました。、このことから、個に焦点をあてた支援の重要性を実感しました。次年度は、他の管理職とリーダー層職員にもぜひこの機会を持ってもらいたいという強い思いが今回の試行導入決定の決め手となりました。今回の試行導入に当たり、協会側は職員に対して、主体的な能力開発の仕組みやリーダー層のキャリアパスを明確に提示し、個々人が自己理解や組織理解を深めることにより従業員の自律的なキャリア形成や職場定着を図りたいと考えました。
取組内容と効果
ガイダンスセミナー・キャリアコンサルティングで、従業員それぞれが自己理解を深め、職員同士が互いに理解し合うきっかけに
対象層は、日頃目の前の仕事に追われ自分自身のことを考える時間がない施設長やリーダー層の21名とし、自己理解、仕事理解の大切さを理解し、キャリアを考える機会となればと考えました。ガイダンスセミナーでは、セルフ・キャリアドックとは何か、キャリアとは何かについて認識を共有した上で、ライフラインチャートワークで過去を振り返り、ペアワークでは自己理解を深めるためのワークを行い、振り返った内容や他者からのフィードバックを言語化してもらいました。アンケート結果には「自分の強みを知ることができた」「自分を客観的に振り返り、自分自身の進む方向性が明確になった」との声があり、自分の価値観、強みや弱みの理解が深まったと考えています。
また、ペアワークの他の効果として長年一緒に働いている仲間でも、職員同士で仕事に対する考え方などを初めて知る機会となり、お互いの理解を深めるきっかけになったようでした。アンケート結果には「事業を大きくしたい」「もっと良くしたい」との声があり、自己理解、他者理解ができた事で仕事への向き合い方が前向き、利用者様や組織への貢献意欲が高まったように感じられます。
さらにキャリアコンサルティングを体験したことで、今回の対象階層である管理職、リーダー層の職員達が普段の業務や部下とのコミュケーションにおいての傾聴力や「自分の思いを伝え相手の思いを受容すること」の重要性を強く認識するきっかけとなり、その効果として、現場でのコミュニケーションがより活発になり、職場の活力が増したと考えます。
今後の取組
個の力を活かす仕組みづくりと風土の醸成へ
まずは従業員それぞれの期待役割の共有や信頼関係の強化の為、上司による定期的な個別面談の実施を進めたいと考えています。加えて、従業員が定期的にキャリアコンサルティングを受けられるように、外部リソースの活用も含め検討する事で体制を構築し、それぞれが自身の強みや価値観を理解する機会をつくり、個の力を最大限に活かす風土を醸成し、組織全体のモチベーションや働きがいの向上に繋げたいと考えております。
また、人事評価制度の運用においては「職業能力評価基準の策定」(厚生労働省 職業能力評価基準)を参考として役職ごとの役割期待や必要なスキルを明文化し認識を共有し、今後の制度見直しや人材育成の仕組み作りを進めて参ります。
定期的にキャリア研修やキャリアコンサルティング実施により、職員一人ひとりが自己理解、仕事理解をより深めキャリアプランを描き、その実現のために目標設定し、責任ある主体的な行動に移し、正当な評価を受け、いきいきと働くことができる職場づくりを進めていきたいと考えています。また、本格導入に向けては継続的にフォローアップをお願いしたいと考えています。