参加者同士の対話で自己理解を深め、新しい分野へ踏み出す原動力に
年代40代~50代
就業状況求職者
分類ミドルシニアいきいきキャリアプラン塾
キャリアプラン塾を受けた経緯
これからの10年をどう働くか、考え直したかった
私はIT業界でSEやプロジェクトマネージャーとして長く働いてきました。
これまで同じ業界で同じような仕事を続けてきたため、将来のことを深く考える機会がほとんどありませんでしたが、一旦仕事から離れたことで自分自身と向き合う時間ができ、常に頭の中にあった、残りの5年、10年をどう過ごすのか、これまでの経験をどう生かせるのか、新しいことに挑戦できるのかという問いを考えていました。
50代半ばになって、定年までの残りの時間だけでなく、その先も見据えて、何をしたいのか、どんな働き方が合うのかを整理したいと思い、ハローワーク開催のジョブ・カード作成支援セミナーに参加しました。そこで受け取ったキャリアプラン塾のチラシを見ると、キャリアプランだけでなくマネープランまで考えられる内容だったことから、今の自分に必要な学びだと感じて参加を決めました。
キャリアプラン塾での気づき
対話を通じて自分を見つめ直し、生かせる経験や強みに気づく
4回の講座の中で特に印象に残ったのは、マネープランを考える回でした。これから想定される支出に対してどれくらいの収入がないといけないか、いつまで働くべきか、これまでは深く考えていませんでしたが、将来必要なお金についてシミュレーションを行うことで、具体的に考えることができました。また、年金制度の仕組みや、勤めていた会社の企業型確定拠出年金の移管の仕方などが、実はよく分かっていなかったことがわかり、きちんと理解する必要があると実感しました。
講座では参加者同士で対話する機会も多く、年齢も職種も状況も異なる、様々な参加者との交流から得たことも大きかったと感じています。これまで自分では「思いやり」を強みとして認識していなかったのですが、ある方が常に思いやりを大事にしていると話しているのを聞いて、自分も他の人に対し思いやりを持ちながら接してきたことを思い出し、実は自分の強みなのではないかと思えるようになりました。
また、自分が好きな「ものづくり」に関わる仕事をしたいという話をしたのですが、その後に趣味の話題になった際、私が挙げた趣味の中に「ものづくり」がないことを他の参加者から指摘されて、本当に「ものづくり」が好きなのか自問自答するなど、自分の関心を改めて見つめ直すきっかけになりました。
他にも、定年後にキャリアコンサルタントの資格取得を目指している方の話を聞いて、50代以降でも新しい学びや働き方に挑戦できるということを知りました。これまでは、キャリアの選択肢はある程度若い時期に決まるものだと思っていましたが、定年後から新たな可能性に目を向けても遅くはないと思えたのは、大きな収穫でした。
個別のキャリアコンサルティングでは、やりたいことだけでなく、やりたくないことや避けたいことにも目を向けてみると良いというアドバイスをいただいたことで、大きな発見がありました。私はお客様と金銭的な折衝をする営業行為はあまり好きではないのですが、キャリアコンサルタントと話をしているうちに、営業行為の中でもお客様の要望を聞いて提案し納得してもらう中に達成感があったことを思い出しました。そこから、ものづくりに関わる仕事の中でも、単にものをつくることではなく、相手とやりとりしながら形にしていく過程で、生かせる経験や強みがあると気づいたのです。
キャリアプラン塾を受けてみて
漠然とした迷いが整理され、次の行動が具体的に見えてきた
受講前は、漫然とこれからはどんな仕事をすればよいのだろうか考えていました。しかし、今はまず生活に必要なお金を考え、そのうえで自分の価値観や強みをみつめながら仕事を選ぶ、という考えに変わりました。
今後は、マネープランを整理しながら、これまで働いていたIT業界の仕事だけでなく、他の選択肢にも目を向けていきたいと思っています。実際に企業説明会にいくつか参加してみたところ、提供する製品やサービスは違っても、相手の要望を聞きながら提案して満足してもらうという点では、自分の経験や強みを生かせる可能性のある仕事であることが分かりました。やりたいこととやりたくないこと、避けたいことを意識しながら、就職活動の方向性を絞っていくつもりです。
キャリアプラン塾は、自分一人では気づきにくい視点を得られる場でした。考え方が整理されると、次に何をすればよいかも見えやすくなります。キャリアプラン塾に参加したことは、これからの働き方を前向きに考え、行動を起こす大きなきっかけになりました。
