キャリアを積まれてきた方へのキャリア支援について
第3回キャリアアップ!コラム
2021年2月24日
皆さん、こんにちは。キャリアコンサルタントの五十嵐です。
昨今、「人生100年時代をどう過ごすか」が注目されています。このような中で、これからの働き方や人生をどのように変化させるとよいのでしょうか。
今回は、キャリアを積まれてきた方に向けたセカンドキャリアの支援についてお話したいと思います。
キャリアを積まれてきた方に対してセカンドキャリアについての相談を受けていると、
「定年後、こんなに時間があるとは思わなかった」、
「これまで、自分のキャリアについてあまり話す機会がなかったので、何から手をつけてよいのかわからない」、
「これまでがむしゃらに働いてきたので、今後のことも自分に何が出来るかについても考えたことがなかった」、
などの不安や戸惑いを吐露される方が多くいらっしゃいます。
そのような時は、ぜひ私たちキャリアの専門家にご相談ください。
キャリアコンサルタントとこれからのキャリアを、一緒に考えてみませんか。
何歳まで、どのような仕事があるのか、
そのためにどのような準備が必要なのか、
そして、自身のこれまでのキャリアを振り返り、
どのような時が踏ん張りどころだったのか、
自分が持つ強みを明らかにし、
その上でこれからの時間をどのように過ごしていきたいかを一緒に考えます。
また、仕事だけがキャリアではありません。
余暇活動やボランティア活動、地域活動への参加を決意する方、自分の興味のあることを学び直すために学校に通われる方もいらっしゃいます。
厚生労働省の調査・研究事業(※1)によれば、定年までの仕事時間を週40時間として年50週、仮に40年勤務した場合、8万時間と算定されます。
一方、定年後、自由に使える時間を算出すると、1日12時間として365日、60歳から80歳までの20年で計算すると8万7600時間になり、仕事時間よりも長くなるとのことです。
この膨大な時間をどのように過ごしていくのか、自分ひとりで考えていくと思うと、なかなか進まないものです。
そのようなときこそ、私たちキャリアコンサルタントと一緒に、これからの人生に向き合っていきませんか?
キャリアコンサルタントは、守秘義務を大切にし、みなさまに誠心誠意向き合いながら、キャリア・プランの構築をお手伝いします。
※1 厚生労働省「平成29年度労働者等のキャリア形成における時間に応じたキャリアコンサルティング技法の開発に関する調査・研究事業」
キャリアコンサルタント 五十嵐 進
経歴 製薬会社の能力開発研究所において企業内層別研修企画と実施、部門別横断研修を手掛けてまいりました。特に、経営理念、経営方針と社員のベクトルをどう合致させていくのか、コンサルティングを通して多くの方の思いを受けとめられるよう心がけています。 |